印南郡三十三ヶ所観音霊場の研究
というのかインターネット上の調査

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「播磨郷土史の研究」神栄宣郷 神栄赳郷 著 って本を読む機会があった。
なぜ読んだのかというと祭りについての知識を得たかっただけなんですが。
的形 湊神社の宮司さんの本であるがこれに印南三十三所観音巡之歌
と紹介がしてあった。
インターネット上にこの印南郡33ヵ所観音霊場の紹介としては、
兵庫県立図書館に文献があるよって紹介はされていたが、
具体的な寺院名は記載がみあたらない。
ということで、ここにインターネットで簡単に検索して比定できるところは
比定してみました。


兵 庫県立図書館 資料 兵庫県内 霊場・札所・巡礼地 掲載資料一覧

増訂 印南郡誌 より 該当ページ

播陽万宝知恵袋 下巻 より 解題

印南郡順禮記(抜粋) 2019.9.14追記

印南郡順禮記の記載の33寺ですが、改定印南郡西国三十三ヶ所観音霊場と一致しています。


なお県立図書館の資料には改定印南郡西国三十三ヶ所観音霊場ってバージョンの
存在も記載されています。近いうちに調べておきます。29年6月11日掲載しました。


あと、広報たかさご(高砂市役所の広報誌) 2014年6月号に
次のような記事がありました。

歴史ガイドブック作成による観光活性化事業
団体名 高砂歴史ガイドクラブ
補助金額 15万円
事業内容 三百年前に始まった「印南郡三十三箇所霊場巡り」は、百年前に一度見直しがされたが、
第二次世界大戦を境に途絶えてしまった。これを再度掘り起こし、市民の健康と高齢者の生きがいを
祈願し、かつ、観光の奨励を目的に、身近な三十三箇所巡りの復活とその周辺の史跡を紹介する
ガイドブックを作成する。

このガイドブックを入手すればすべての疑問点は解決しそうです。
ガイドブックが出来たときに神戸新聞の記事になったみたいです。
その断片はインターネット上にも散見しています。

でも、なんか自分で見つけたパズルを解いていく楽しみがなくなってしまいそうで少し残念。
1は曽根天満宮の隣まで調査に行く。
新27は公会堂の横に祠はあるのは知っているので現地再確認
新29は付近で聞き取り調査
32も聞き取り調査
ですべて解決するかなと思ったのでした。 

平成29年6月15日 「町中散策のガイドブックー2 印南33ヵ所観音霊場巡り」 編集・発行 高砂歴史ガイドクラブ
を入手しました。不許複製と記載があり、まだ刊行されて新しいものですのでインターネットに公開されるのを待ちましょう。
これの根拠は「印南郡巡礼記」であり、上記兵庫県立図書館の資料に掲載があるものです。
兵庫県立図書館に行って、閲覧しようとしたのですが現在図書館が改装中で仮図書館であり、倉庫に保管されており
取り出すことは出来ないといわれてしまいました。
ということで、この印南郡巡礼記での検証作業はしばらくできそうにありません。
また、後朱印(納経印)のゲットする方法も未記載です。
ということで、早急に必要な調査事項としてあげたのですが、大部分が判明しつつあります。

1 観音堂の所在地

いくつかのブログとかWEBサイトを分析すると
 ヤフーの地図でショップアキタヤ曽根ランドリーの裏手です。
 高砂市曽根町2287-10

12 仏心寺の実態(小林公民館の横に存在してる) 

小林277で検索してその横。
航空写真で見るとすごく小さな祠の大きさであり、寺と標記すべきではない
サイズであり、当然無住なので279番地ではナビソフトでは検索しても出ない可能性も有り。
現地訪問の必要あり。


12 実際寺の実態(ひめじ別所駅前北に存在している)

姫路市別所町小林1619の横。航空写真で見ると建て直して
無住と思われる。

27 観音堂の所在地

加古川市西神吉町鼎785
たぶんここで確定。現地で人がいるときに話を聞いてみての
話ですが、ガイドブックの写真の場所はここです。

29 観音堂の所在地

加古川市西神吉町西村213の東隣で確定
無住 西村の公会堂の敷地内って言えば分かりやすい。
29番札所の石碑もストリートビューで確認できる。

32 観音堂の所在地

高砂市梅井4−7-40
梅井の自治会館の外なのか中なのか、要現地訪問。

それぞれの印のゲット方法が最大の課題として残ってます。

ただ御朱印というのか納経印についてですが、無住の観音堂が選定されたってことは納経印を
いただくって発想がなかったのかもしれません。でも石碑があるってことは
改定されたときにひょっとしたら作ったとも考えられる。

御朱印ガールとかでブームになっているようなのでそういったブームに
乗っかることも必要なのかもしれません。
まずは1番の入手方法についてですが無住なので、
縁があると思われる曽根天満宮と2番の円通寺に聞いてみる
必要があります。この点についてはガイドブックにも記載がありませんでした。
だた、この印南郡三十三ヶ所観音霊場の復活を果たすためには
この御朱印ブームに乗っかる必要がありそうです。
まあ、そういうものと関係なくひっそりと存在してもいいのかも。
いずれにしても歩いていける(そして散歩コースに入ってる)2か所
の観音堂については無住ですので朱印をどう処理するのかが必要に
なりそうです。
これについてはなにかきっかけが必要なのかもしれません。
どこかの寺の人がリーダーシップを発揮するとか、
参拝しようとする人が根回しするとか。



印南郡33ヵ所観音霊場(出典 増訂印南郡誌

1 観音堂 高砂市曽根町(曽根天満宮の西となり)https://www.kobe-np.co.jp/town-repo/touban/201308/0006264123.shtml
2 円通寺 兵庫県高砂市曽根町2034
3 実相院 姫路市大塩町 明治時代に廃寺となる。大塩天満宮の神宮寺であり、明治時代に廃寺
       明治時代になって、天満宮の神宮寺であった天台宗玉樹山潮照寺とその末寺・実相院が廃寺となる。との記載がWikipediaに有り
       印南郡誌 村翁夜話集にあらはれたる印南郡の寺院に記載有り
4 西光寺 兵庫県姫路市大塩町229
5 海岳寺 姫路市的形町的形2069
6 福円寺 姫路市的形町福泊260
7 神宮寺 姫路市福泊 現福泊神社の神宮寺のことか、廃寺
       印南郡誌 村翁夜話集にあらはれたる印南郡の寺院に記載有り 廃寺
8 蓮台寺 姫路市的形町的形1312 的形八幡神社の神宮寺だったが廃寺とおもわれる。
       印南郡誌 村翁夜話集にあらはれたる印南郡の寺院に記載有り 廃寺
9 西岸寺 高砂市北浜町西浜1118
10 清勝寺 姫路市大塩町1089
11 妙泉寺 高砂市北浜町牛谷595
12 仏心寺 姫路市別所町小林279
13 安養寺 兵庫県姫路市別所町別所649
14 真禅寺 兵庫県姫路市別所町北宿255
15 不断寺 高砂市阿弥陀町阿弥陀1956
16 正法庵 阿弥陀 
        印南郡誌 村翁夜話集にあらはれたる印南郡の寺院に記載有り  33時光寺の末寺 廃寺
17 常福寺 加古川市西神吉町大国340
18 常楽寺 加古川市東神吉町神吉1413
19 観音寺 加古川市志方町志方町720
20 長楽寺 加古川市志方町志方町永室853-1
21 円福寺 加古川市志方町高畑544
22 安楽寺 加古川市志方町細工所631
23 長楽寺 加古川市平荘町小畑150?1
24 報恩寺 加古川市平荘町山角466-1
25 地蔵寺 加古川市平荘町池尻上ノ山1271-1
26 称名寺 加古川市加古川町本町313
27 如意寺 加古川市加古川町木村602
28 福田寺 加古川市加古川町稲屋607
29 地福寺 稲屋(探し出せませんでした)
30 福田寺 友沢(28番と関係有るのか、探し出せませんでした)
31 西光寺 高砂市米田町米田460
32 真福寺 魚崎新村(魚崎新村は今の高砂市の梅井なんですが探し出せませんでした。)
        印南郡誌 村翁夜話集にあらはれたる印南郡の寺院に記載有り 高砂市荒井 観音寺の松寺 廃寺
        廃寺後に観音堂になっ たとの情報がある梅 井に観音堂があり由来が書いてあるとの情報もありますので今後調査します。
33 時光寺 高砂市時光寺町12-18

改定 印南郡33ヵ所観音霊場(出典 郷土志 第18号 18−19頁 改定 印南郡三十三所観音巡御詠歌

改定の理由について想像してみました。
廃寺は近くの寺を選定しなおした。加古川の川の東側は加古郡になったってことで廃寺を含めて再選定。
あと、観音巡礼なので寺の改宗
ただ、廃寺と思われる32番が残った理由は不明。存在しているのかもです。要調査です。
(32番は観音堂として残っているようです)

1 観音堂 高砂市曽根町(曽根天満宮の西となり)https://www.kobe-np.co.jp/town-repo/touban/201308/0006264123.shtml
2 円通寺 兵庫県高砂市曽根町2034
3 臨川寺 高砂市曽根町585
4 西光寺 兵庫県姫路市大塩町229
5 海岳寺 姫路市的形町的形2069
6 福円寺 姫路市的形町福泊260
7 周徳寺 高砂市曽根町2176-1
8 萬宝寺 姫路市的形町的形1081-1
9 西岸寺 高砂市北浜町西浜1118
10 清勝寺 姫路市大塩町1089
11 妙泉寺 高砂市北浜町牛谷595
12 實際寺 姫路市別所町別所1617 (福井新村 実際院との記載だがほぼ間違いないと思う)
13 安養寺 兵庫県姫路市別所町別所649
14 真禅寺 兵庫県姫路市別所町北宿255
15 不断寺 高砂市阿弥陀町阿弥陀1956
16 地蔵院 高砂市阿弥陀町阿弥陀2841−1
17 常福寺 加古川市西神吉町大国340
18 常楽寺 加古川市東神吉町神吉1413
19 観音寺 加古川市志方町志方町720
20 長楽寺 加古川市志方町志方町永室853-1
21 円福寺 加古川市志方町高畑544
22 安楽寺 加古川市志方町細工所631
23 長楽寺 加古川市平荘町小畑150?1
24 報恩寺 加古川市平荘町山角466-1
25 地蔵寺 加古川市平荘町池尻上ノ山1271-1
26 真福寺 加古川市西神吉町宮前261−2
27 観音堂 清水 加古川市西神吉町鼎であるが、確定できず。ただこのホームペー ジに掲載している文献の中に記載有り※)
28 観音堂 加古川市平荘町里619
29 観音堂 西村 加古川市西神吉町西村であるが、確定できず。ただこのホーム エージに掲載している文献の中に記載有り※)
30 常楽寺 加古川市上荘町井ノ口158
31 西光寺 高砂市米田町米田460
32 真福寺 梅井 印南郡誌 村翁夜話集にあらはれたる印南郡の寺院に記載有り 高砂市荒井 観音寺の松寺 廃寺 
33 時光寺 高砂市時光寺町12-18

平成27年 神戸学 院大学人文学部人文学科現代社会領域2015年度現代 社会専攻演習V(矢島ゼミ)履修生 研究報告
       都市近 郊農家のよりよい生活環境を目指して ー加古川西部 地域における宝物の発見ー
       から 「地域における祭りの重要性と持続・発展への課題」の29ページ、30ページの記載



印南33ヵ所観音霊場(出典 町中散策ガイドブックー2)

1 観音堂 高砂市曽根町2286-1  (※2287-10 裏 2287−10で検索なりナビしたほうがいいかも)
2 円通寺 兵庫県高砂市曽根町2034
3 臨川寺 高砂市曽根町585
4 西光寺 兵庫県姫路市大塩町229
5 海岳寺 姫路市的形町的形2069
6 福円寺 姫路市的形町福泊260
7 周徳寺 高砂市曽根町2176-1
8 萬宝寺 姫路市的形町的形1081-1
9 西岸寺 高砂市北浜町西浜1118
10 清勝寺 姫路市大塩町1089
11 妙泉寺 高砂市北浜町牛谷595
12 仏心寺 姫路市別所町小林279
13 安養寺 兵庫県姫路市別所町別所649
14 真禅寺 兵庫県姫路市別所町北宿255
15 不断寺 高砂市阿弥陀町阿弥陀1956
16 地蔵院 高砂市阿弥陀町阿弥陀2841−1
17 常福寺 加古川市西神吉町大国340
18 常楽寺 加古川市東神吉町神吉1413
19 観音寺 加古川市志方町志方町720
20 長楽寺 加古川市志方町志方町永室853-1
21 円福寺 加古川市志方町高畑544
22 安楽寺 加古川市志方町細工所631
23 長楽寺 加古川市平荘町小畑150-1
24 報恩寺 加古川市平荘町山角466-1
25 地蔵寺 加古川市平荘町池尻1 池尻1なのか池尻1271−1
26 真福寺 加古川市西神吉町宮前261−2
27 観音堂 清水 加古川市西神吉町鼎 番地の記載なし 
28 観音堂 加古川市平荘町里 番地の記載なし
29 観音堂 西村 加古川市西神吉町西村 番地の記載なし
30 常楽寺 加古川市上荘町井ノ口158
31 西光寺 高砂市米田町米田460
32 観音堂(真福寺) 高砂市梅井4丁目 梅井自治会館内 
33 時光寺 高砂市時光寺町12-18
12 実際院 不詳 現在、安養寺が管理しているとの記載と写真有り。
26 称名寺 加古川市加古川町本町313
27 如意寺 加古川市加古川町木村602
28 福田寺 加古川市加古川町稲屋607


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